若年層をターゲットにしたリスティング広告の活用

事業内容

業種:物流 従業員:1200名 訴求:ドライバー求人

サマリー

課題

1、ターゲットではない年齢層からの問い合わせが多い

2、競合企業が多い

施策

1、リスティング広告の活用

2、広告ページの制作

ターゲットではない年齢層からの問い合わせが多い

課題1

年々応募数そのものが減少し求人媒体の見直しを検討していました。
ドライバー募集にかける広告予算の7割が紙媒体、3割はポータルサイトでした。

紙媒体の募集では応募の問い合わせの6割以上が高齢者であり、仕事内容が体力的な問題が原因で採用につながりませんでした。ドライバー職の中でも単に運転だけではないこと、訪問件数も多いこともあり、応募してもらう前の段階で業務内容を認識してもらうことでした。

競合企業が多い

課題2

従来の求人媒体の多くはドライバー求人だけでなくさまざまな職種が1つの求人媒体に掲載されますので応募者が目的に合った求人を探すのに時間がかかること、競合企業も多く広告主の求人情報まで目にとまらなく応募につながらない原因の一つであると分析しています。

リスティング広告の活用

施策1

リスティング広告はGoogleやYahooの検索サイトの検索結果に表示される広告枠に広告を出稿します。広告が表示されても広告をクリックされない限り費用が発生しないため、求人情報をみてもらわない限り費用が発生しません。逆に求人情報をみてもらった場合、広告がクリックされていますのでクリックされた分の費用が発生する仕組みです。

通常の自然検索と比べて広告枠は上位部分に設置されていますので視覚にも目立ったところに広告が表示されます。従来の求人広告では競合企業が多く掲載されていますので比較されやすいですが、リスティング広告では上位広告枠が4枠であるため、競合と比較されにくく、すぐに広告ページに誘導され応募につながりやすくなります。

広告ページの制作

広告ページとは広告がクリックされた後に誘導されるページのことです。課題は高齢者の割合が多くターゲットに合っていなかったため、現場で働く若年層の社員の人物画像を多く取り入れた広告ページを制作しました。具体的には目に留まりやすいキャッチコピーや社員の声など全てを若年層の人物画像とコメントを反映させました。

もう一つの課題は応募される前の段階から仕事をイメージしてもらうことでした。そのため、一番目に留まりやすいキャッチコピー画像の背景に働くイメージが想像できる画像を取り入れました。また、体力を使う仕事でしたが、その分働くメリットや働くポイントを画像を使用して表現しました。

成果

スマートフォン経由から仕事を探す若年層からの応募者が増加し応募数の約8割を占めました。また、勤務地から通勤圏内の広告配信を実施したため、面接からの採用率がアップしました。

勤務地から半径5キロ単位から広告配信ができますが、実際には自宅のみで仕事を探されておらず通勤時や勤務先でも仕事を探されているため、勤務地から半径20キロで設定しました。

複数の勤務地が用意されていましたので各勤務地でも半径20キロで設定したところ、従来の求人広告と比べ応募数、採用人数が増加しました。また下記のように複数の勤務地を1つの広告で配信されることで従来の広告と比べ広告効果の削減につながりました。

<広告配信設定の一例>