リスティング広告とは|求人版!求職者と企業をダイレクトに繋ぐこと

複数の求人広告に出稿してぽつぽつと応募はきているものの、最近応募がこない、採用されないといったことはないでしょうか。

最近の求職者は、従来の求人広告だけで仕事を探していないのです。求職者は「検索」を通じて仕事を探します。その検索に連動する広告がリスティング広告です。求職者のリーチを増やします。

求職者は、従来の求人広告経由で応募することもあれば、リスティング広告経由で応募する求職者もいます。この記事ではリスティング広告とは何か、どういうことができるのかをお伝えします。

リスティング広告とは|求人版

リスティング広告とは、GoogleやYahooの検索窓から「職種名+求人」等で検索したときに検索結果に連動する広告です。下記がリスティング広告の例です。

検索結果の広告枠には「広告」と表示されています。広告はテキスト形式です。広告をクリックするとアピールしたいウェブページにリンクされています。求職者が広告をクリックしたら広告主のウェブページに訪れます。

リスティング広告の活用で求職者と接点がもてる

求職者が検索したときに広告が連動されるのはなぜでしょうか。

求職者と広告主の接点がもてるからです。求職者が検索した言葉に連動しますので広告内容がすぐに伝わります。求職者と広告主の接点が増えれば、応募数の増加が期待できます。

リスティング広告は自然検索の上位部分に表示される

リスティング広告は、自然検索の上位部分に設置されています。自然検索とは「広告」と示されていない部分です。下記がリスティング広告と自然検索です。

検索された後、スクロールせずに目に留まる広告は4つです。ここに広告を表示させると求職者にメッセージが伝わります。自然検索では、費用が発生しませんが、SEO対策に時間と労力が費やされます。

リスティング広告は、求職者が検索した「言葉」に対して入札費用が発生します。実際に費用がかかるのは、広告をクリックされたときです。入札費用をかけて検索結果に広告が表示されるため、自然検索よりも上位部分に設置されています。

リスティング広告はクリック課金制

リスティング広告は、広告が表示されるだけでは費用が発生しません。広告がクリックされたときに費用が発生します。求職者が広告主のウェブページに訪れてはじめて費用が発生する広告です。

従来の求人広告では、広告枠の大きさや、掲載期間によって広告費用が発生しますので、その点が大きな違いです。

リスティング広告は2種類ある

リスティング広告の種類は、検索連動型広告とディスプレイ広告の2種類です。検索連動型広告は、GoogleやYahooの検索窓から求職者から検索された後、検索結果に連動して広告が表示されます。前述した内容です。

一方、ディスプレイ広告とは、求職者がみているウェブサイトに合わせて広告が表示されます。例えば、求職者が営業職の求人をみているウェブサイトでしたら、営業職に関連するウェブサイトに広告が表示されます。

ディスプレイ広告も検索連動型広告と同じく、広告をクリックされるとウェブページにリンクされています。

広告主が募集する職種に関連したウェブサイトに広告が表示されます。ディスプレイ広告は、検索連動型広告で表示されるテキスト形式とは違い、主にバナー形式で表示されます。

検索連動型広告とディスプレイ広告の広告配信範囲について

下記は、消費者行動モデルです。求人におきかえています。

検索連動型広告で求職者と接点がもてるのは、希望職種、知名度のある企業名、条件、場所等で検索されたときです。

ディスプレイ広告は、求職者が検索する前段階でアピールできます。例えば、求職者の希望職種に関連したブログサイト、ウェブサイト、ニュースサイトへ訪れたときに広告が表示されます。企業認知度を広める目的でも活用されています。

検索は日常生活の一部

検索は、スマートフォンが普及して検索数が伸びています。求職者は、スマートフォンで情報収集しています。場所に縛られないことが検索数を伸ばしている理由の一つです。調べたいことがその場で検索できます。

生活者は、行きたい場所、調べもの、気になる商品、サービスなど、スマートフォンで検索しています。検索を通じて比較しながら選んでいます。検索で求人を探す求職者も同じような経緯をたどります。

職種、条件、場所をスマートフォンで検索します。検索目的と合った求人であれば、広告にアクセスされて企業名を知ってもらえます。その後、競合調査や更に知りたい情報を検索されます。最終意思決定が応募です。

求職者の多くはスマートフォンで検索

求職者がある求人にアクセスしたスマートフォンの割合です。

パソコンやタブレット端末のアクセスと比べスマートフォンのアクセスが80%以上です。違う職種でもスマートフォンの割合が占めています。これは、広告にアクセスした時間帯に関わっています。アクセスされた時間は、昼休みや帰宅時間帯など外出先で集中しています。

検索行為の多くは職種名+求人で検索される

求職者は、主に職種名、条件、場所、企業名、求人メディア名で検索します。特に多いのが職種名の検索です。「職種名」の検索のみだと求人でない情報も含まれます。検索結果に求めているのは求人です。「職種名+求人」で検索されたときに広告が表示されれば、高い確率で求職者からアクセスされます。

求職者は応募の前段階で広告主のウェブサイトをチェックする

求職者が広告主の求人にアクセスし、興味を示したとします。その広告がきっかけで広告主の企業名を知ります。広告を通じて企業名を知ってもらうことで求職者と接点が生まれます。その後、求職者は、広告主のウェブサイトを確認します。企業理念の共感やどんな人が働いているのか、募集条件などです。

求職者は検索目的が達成されるまで何度も検索する

転職理由の多くは前職で何らかの苦痛を感じています。人間関係、上司との考えの相違、通勤距離や家庭事情等です。苦痛を避けるため、はじめて企業名を知った後も応募されるまでの間は、何度も検索しています。下記は応募までの経緯です。

ディスプレイ広告経由でもその後は検索

ディスプレイ広告は求職者が興味のあるウェブサイトを見ているときに広告が表示されます。主に広告バナーが表示されその広告に興味があればアクセスしてリンク先のウェブページに訪れます。そこで広告バナーをみたことがきっかけで企業名を知ります。その後は応募されるまでの間、何度も検索行為を繰り返します。

検索を繰り返した後の企業名検索は応募確率が高い

検索行為を通じて仕事に関する知りたい情報がなくなったら再びマークされていた「企業名」で検索します。応募する意思決定の最終段階です。再度の企業名で検索されるのは、興味があるので応募される可能性があります。

リスティング広告が求職者のリーチを広げる

スマートフォンの普及により仕事が簡単に探せるようになりました。スマートフォン専用の検索アプリも用意されていますので、すぐに求人にアクセスできます。仕事を探すときは何らかの検索行為が発生します。検索に連動した広告であれば、求職者に広告主の求人がダイレクトに伝わります。

求職者が興味のあるウェブサイトに関連する広告バナーを表示させれば、広告主の求人がダイレクトに伝わります。求職者が知りたい情報にすばやくアクセスできる広告がリスティング広告です。検索→検索結果→広告の3ステップで応募まで到達します。リスティング広告は求職者のリーチを広げるのに適しています。

まとめ

・リスティング広告は検索結果に広告がでるからすぐに求職者の目に留まる

・広告は自然検索の上位部分に設置される

・リスティング広告はクリック課金制

・求職者からクリックされたときに費用が発生する

・広告が表示されるだけでは費用が発生しない

・リスティング広告は検索連動型広告とディスプレイ広告の2種類

・検索連動型広告は検索結果連動してに表示される広告

・ディスプレイ広告は求職者がみているウェブサイトに合わせて表示される広告

・求職者の検索はスマートフォンの割合が高い

・求職者の多くは職種名、条件、企業名、求人メディア名で検索して仕事を探す

・応募される前に納得するまで何度も検索

・求職者がみているウェブサイトにバナー広告でアピールできる

・ディスプレイ広告は企業認知度も高める

・検索を繰り返した後の企業名検索は応募の可能性が高い

・リスティング広告で求職者のリーチが増加する

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