ここに訪れた読者の中には、複数の求人広告を活用しているが、採用したい人がこないといった経験はないでしょうか。または、毎月広告費をかけているものの、今後も同じやり方では採用が厳しいと感じていませんか。

新たな求人の募集方法があります。リスティング広告の活用です。求人広告と何が違うのか、どんなメリットがあるのかをお伝えしていきます。

求職者がクリックして募集ページに訪れるから

リスティング広告の仕組みについてはこちらをご覧ください。

リスティング広告のメリットは、広告主が求めるターゲットに広告をみせます。ターゲットが絞られていないと広告費が無駄になります。求職者が検索しそうな言葉をリスティング広告の管理画面で登録しておけば、ターゲットに合わせて広告がだせます。求職者が検索したら連動して広告がでる仕組みだからです。

求職者が広告をみてクリックすれば、募集ページに訪れます。募集ページをみて何らかの意思決定をします。広告主がターゲットにしたい求職者が訪れます。これがリスティング広告のメリットです。求職者が検索される言葉だけでなく、場所、年齢、性別も絞れます。

場所のターゲット

どのような広告でも求職者を集めたい場所に広告をだしたいものです。しかし、集めたい場所とピッタリな広告がありません。リスティング広告は集めたい場所に広告がだせます。例えば、勤務先から半径5キロ単位で設定して集められます。

求職者は勤務地の近いところで仕事を探します。半径5キロ単位の設定であれば、1時間以内で通える場所に広告がだせます。

属性のターゲット

Googleが提供するリスティング広告では、主にGoogleのアカウント情報をもとにして年齢と性別のターゲットが絞れます。主にIPアドレスや携帯基地局等で求職者を判別しています。属性を絞って広告がだせることは、リスティング広告のメリットです。

クリック課金制だから広告の無駄がなくなる

リスティング広告の費用の仕組みはこちらをご覧ください。

リスティング広告はクリック課金型広告です。検索に連動して広告がでるだけでは費用がかかりません。費用がかかるのは求職者が広告をクリックしたときです。クリックすると広告主の募集ページに訪れます。求職者と広告主の出会うきっかけが生まれます。

クリック課金ですから、広告掲載期間では費用がかかりません。求職者と広告主をつなぐのですから、広告費の無駄ではありません。広告主の募集ページに訪れるからです。クリック課金型広告ならではのメリットです。

広告の掲載期間で費用がかからない

求人広告の多くは、掲載期間で掲載料金が広告費用が違います。掲載期間が長くても求職者が広告をみていないかもしれません。その点、リスティング広告は、募集ページがみられない心配がありません。募集ページがみられないと費用がかからないからです。

広告費用が管理できる

リスティング広告はクリック課金なので、広告がクリックされる回数を制限します。制限しないと広告予算がオーバーするからです。広告予算のオーバーを防ぐためには1日の広告予算を設定します。

例えば、1日に1万円の広告予算だったとします。平均クリック単価が300円であれば、33回クリックされたら広告がでません。予算オーバーがなくなります。

広告のオンオフが簡単にできる

広告のオン・オフも簡単です。広告を終了したいときは、停止ボタンをクリックするだけです。広告を再開したいときも同様です。

リスティング広告は広告枠の大きさが同じ

求人広告の多くは、広告枠の大きさで費用が違います。広告枠が大きいと目に留まりやすいからです。リスティング広告は、広告枠の大きさは同じです。

広告が管理できる

リスティング広告のメリットは、求職者と広告主のつながりが生まれることでした。求職者がどんな検索をしているのか、どのくらい広告をみてもらえているのか、どの程度の成果があったのかなど広告の管理ができます。

広告が管理できないと広告効果の検証ができません。検証は広告効果の改善につながります。下記はリスティング広告の管理画面です。様々な指標を活用して広告の管理ができます。

広告がクリックされたら、ほぼリアルタイムでわかります。時間が経過するとデータが蓄積されます。1日、1週間後、1か月後などの時系列でデータを確認できます。データは広告効果を検証に役立ちます。広告を検証すると今後の広告戦略がみえます。広告が管理できることは、広告の改善につながります。

広告の修正が簡単

リスティング広告の広告の調整は、管理画面で行います。管理画面はネットとつながっています。広告を修正すれば、修正後の広告がすぐに反映されます。求人広告の多くは、すぐに広告が修正できません。広告の修正がすぐに反映できることは、広告効果を高めます。

リスティング広告のデメリット

広告運用の経験

リスティング広告は広告の統計データを活用して改善します。統計データから何を改善をするのかを把握するためには、広告運用の経験が必要です。広告の仮説と検証することが改善につながるからです。広告の統計データから何を改善するのか、仮説を立てるのです。

次に仮説が正しく広告に反映されたかを検証します。正しく反映されていないときは、再度、仮説の立てなおしです。広告運用の経験を積むためには時間がかかります。

ランディングページ（広告のリンク先ページ）の作成

リスティング広告で広告効果をだすためにはランディングページの作成が必須です。求職者はランディングページをみて意思決定をするからです。求人広告でいう原稿のページのことです。

求人広告の原稿のページとランディングページは仕組みが違います。原稿のページは、広告を提供している企業のポータルサイト内にでますので、競合企業が存在します。ランディングページは、単独ページを作成しますから競合企業は関係ありません。

ランディングページは1度だけ作成する手間を要しますが、ポータルサイトと比べて競合企業と比較されにくく、募集ページを自由に作成できます。

ターゲットの組み合わせで無駄のない広告を実現する

リスティング広告は広告のターゲットが絞られるため、広告の無駄が少ない広告です。ターゲットは、検索キーワード、場所、属性の組み合わせで絞れます。

ターゲットが絞られた広告をみせてアピールできますので広告効果が期待できます。求人広告と比べて、広告の無駄が少ないことがリスティング広告のメリットです。

まとめ

１、リスティング広告はクリック課金型広告。求職者が広告をクリックした後は、リンク先のページに訪れる

２、リスティング広告のメリットは検索キーワード、場所、ユーザー属性を絞れる

３、一般の広告と違い、広告の掲載期間、広告の大きさで費用がかからない

４、1日や1か月の広告予算が管理できる

５、広告のオンオフがボタン一つでできる

６、広告を管理できる

７、広告の修正が簡単