リスティング広告の広告費用について
従来の求人広告ではあらかじめ広告の掲載費用が設定されていますが、リスティング広告は広告をクリックされた時に費用が発生する仕組みです。
1日の広告予算を決定
リスティング広告は単なる広告が表示されるだけでは費用は発生せず、広告がクリックされたときに費用が発生します。クリック単価は入札制と品質スコア(広告の評価)で決まります。クリック単価の推奨入札単価は広告サービスのツールから確認できます。
次に1日に使える広告予算を決定します。例えばクリック単価が200円で1日に使える広告予算が5,000円の場合、1日は25回までクリックされますが、その後は広告が表示されない仕組みとなっており1日の広告予算がオーバーしません。この場合、月額に換算すると5,000円×30日の150,000円ですが、広告がクリックされなかった分は翌日に持ち越されます。
また、検索者が何度も同一の広告をクリックしても無効クリックとして扱われ課金対象となりません。これは、パソコンではIPアドレス、スマートフォンは基地局で判別しているためです。
下記は一例としてドライバー求人の推奨入札単価ですが、広告主数により入札単価は変動しています。限られた広告枠は入札制のため、広告主数が多くなると入札単価は上がり、少なくなると下がります。
広告順位により入札単価が異なる
検索された後に広告が表示される広告の上位枠は下記図のように4枠となっていますが、広告が目に留まりやすい順により入札単価が高くなります。つまり1番目が入札単価が高く、4番目は低くなります。
広告の評価を表す品質スコアで入札単価が異なる
広告の評価(品質スコア)は主に広告、言葉、広告ページの3つの要素から成り立っています。この3つの関連性が高い広告設定を行いますと品質スコアが高くなります。品質スコアが高くなると低い入札単価でも上位の広告枠に広告が表示されます。
上記の図のように1番目の入札単価の広告枠が250円ですが、品質スコアが高くなると入札単価が150円でも1番目の広告枠に広告が表示される可能性が高くなります。このように品質スコアが入札単価に影響を与えることで、単に入札単価を高く設定するだけでは広告が上位に表示されない仕組みとなっています。
広告ページを用意することで広告の評価(品質スコア)を高める
広告ページとは広告をクリックされた後に表示されるページであり、別名、ランディングページといいます。このランディングページですが、広告の評価(品質スコア)を高める要素となり入札単価にも影響します。
求人訴求の場合、広告が表示されてからクリックをしてもらい広告ページに誘導され最終的に応募フォーム経由や電話から応募される流れです。検索者がどんな言葉で検索して広告がクリックされて広告ページに誘導されたのかという関連性が広告の評価となります。
広告の評価を高める方法として広告ページ制作後、その内容を元に広告を作成します。また、検索者から検索されそうな言葉を登録しますが、広告ページで使われている言葉を優先に登録します。そうすることで広告、言葉、広告ページの関連性が高まり広告の評価が高まります。
また、訴求内容によってはスマートフォンからのアクセスが多く広告をみてもらえる可能性が高いことから広告ページもスマートフォンに対応したページ制作が結果的に広告の評価を高めるのによいとされています。こちらはクリックされた後に広告ページが表示されるスピードも広告の評価の対象です。
広告の評価は入札単価に影響しますので上記の流れのように関連性を高めることで低い入札単価でも上位の広告枠に広告が表示されます。